2008年、私たちは世界がリーマンショックという未曾有の危機に直面する中で、この道を歩み始めました。景気が回復の兆しを見せていた矢先の出来事に、誰もが驚きと不安を抱いていたことを今でも鮮明に覚えています。
そして2009年、新たな民主党政権の誕生と共に、日本は激動の時代に突入しました。私たちの船出も、この波乱の中で始まりました。
業務系基幹システムに携わる事になったきっかけとしては大手SIerと共同で推進するプロジェクトに参画した事でしたが、
業務系基幹システムの分野は企業の根幹を支え、企業の変革を実現できる力があると信じており、また魅了され、「この分野で自分の力を試し、企業の成長を支えたい」という強い信念と情熱を感じる様になり、独立を決意しました。

業務系基幹システムをご存じない方向けに概要を説明しますと、企業は利益を追求する法人であり、商材・部材を仕入れて独自の付加価値をお客様に提供する事で対価を得ております。
この企業活動を根底から管理するシステムを業務系の基幹システムと呼んでいます。
企業活動を少し砕くと、購買部門は見積依頼・発注・入荷・仕入、販売部門は見積・受注・出荷・売上、管理部門は請求や支払、入金や出金、在庫の管理、会計処理等があります。
業務系基幹システムはお客様の企業活動そのものを扱う魅力があり、業種が変わればやり方も変わり、業種が同じでもそれぞれの会社独自の考え方から業務効率を上げたり在庫のコントロールを行ったりと、
現場に直結した業務に携われる事が魅力であり、使用している人の顔が見える事も魅力の一つであると考えています。
企業は利益を追求するために日々の業務に真剣に取り組み、試行錯誤し、付加価値を積み上げ、生産性の向上に励み、会社という1本の糸を未来へ紡ぐ努力を総力をかけて行っています。
この企業活動をシステムで支える事、システムで新しい取り組みを実現する事が私達エンジニアの使命であると捉えています。

2022年に社名を「ＢＸ」に変更しましたが、この使命を社名に現わそうという思いから社名を変更しました。
社名のＢＸには「ビジネス・トランスフォーメーション」や「ビジネス・クロス」という思いが込められております。
会社は生き物と捉え、ビジネスの仕組みや考え方、価値を少しずつ変化させ成長せさていく事、業務を少しずつ進化させていく事で脅威に対する対応力を向上させる事、
業務を横断してシステムを利用する事で利便性・生産性を向上させる事、に対応し持続可能な会社を目指す事をデジタル技術でサポートする事が私たちの使命であり喜びでもあります。

私たちの会社は、困難な時代に生まれたからこそ、逆境を乗り越える力を持っています。挑戦することで、企業の未来を共に切り拓く存在になれると確信しています。
これからも、私たちの情熱をもって、お客様と共に成長し続けていく所存です。